2016年にフルモデルチェンジを行ったトヨタの4代目プリウスですが、2018年に新型プリウスαのフルモデルチェンジの情報が入ってきました。
新型プリウスαは現行型より大幅に変更が加えられ、いま人気のSUVとして変貌していく可能性を秘めています。
目次
プリウスαの歩み
トヨタプリウスαは2011年5月に発売開始されています。
現行の新型プリウスαは、高セールスを記録したトヨタプリウス3代目と同じプラットホームを採用し、ホイールベースを80㎜拡大した事により室内空間を確保し、3列7人乗りを可能にしたハイブリッドステーションワゴンです。
2014年にマイナーチェンジを行いグレードにより安全装備の追加、トヨタ独自のフロントデザインキーンルックの採用によるフェイスリフトが行われ、現在に至るロングセラーモデルとなりました。
新型プリウスαについて現行型と比較しながらご紹介させて頂きます。
プリウスSUVの誕生!人気のSUVへと転換か?
新型プリウスαのプロトタイプ(試験車)と思われる画像が海外で撮影されていました。
画像から想像すると新型プリウスαは現行型より大幅に変更が加えられSUVとして登場する可能性を秘めています。
フロントデザインは現行の新型プリウスαと変わらないようですが、サイドから見るとルーフに流れるような傾斜がついておりハリアーを思わせるスタイリッシュなデザインに見えます。
ホイールベースも延長されており、2018年注目されている3列SUVとして登場しそうですね。
最近ではマツダのCX-8が3列SUVを発売し、高セールスを記録していますが、新型プリウスαは全長4480mm,全幅1745mm,全高1490mmのステーションワゴンサイズですので、実際の大きさとしては日産のエクストレイルやトヨタのヴァンガード(販売終了)タイプの大きさになりそうですね。
それにしても先代より全幅、全高共にワイドになり、現行型に比べ車体がかなり大きく感じられます。
新型プリウスαの3列シートは室内空間がお世辞にも広いとは言えず、大人が長時間座る事は少し厳しいとの意見がでています。
今回のフルモデルチェンジでネガティブ要素を払拭して室内空間を確保し、ミニバンとしての3列多人数利用とホイールベース延長により2列目を広くゆったりと足を伸ばせてくつろげる快適なSUVとしての期待も広がります。
現在、国内のSUV市場は新型車が次々と投入され競争が激化されています。
アウトドア志向のSUVユーザーからだけでなく、ミニバンに乗っているファミリー層からも注目を集めており、ファミリーカーとしてSUVが選択肢に入る時代が来ています。
現行型プリウスのフロントデザインはその奇抜さで発売後から賛否が分かれており、先代よりも売り上げを落としています。
現行プリウスに関しては2018年末にマイナーチェンジの噂があり、賛否のあるフロントデザインを現行のプリウスPHVのような少し落ちついたデザインへ大幅に変更され大規模なテコ入れが予想されています。
そのような事からプリウスαのフロントデザインについても現行のプリウスαからデザインは変更されると予測され、SUVらしく力強いデザインへ変更されるのではないかと思います。
正面画像からはサンルーフが装着されている事が見て分かります。
後席まで延長したムーンルーフの設定があればファミリー層には青空を見上げたり、星空を見たりと家族でのロングドライブも快適になるでしょう。
リアコンビネーションランプが現行プリウスの形状とは変わりスマートなデザインになっています。
また、マフラー部分はトヨタハイブリッド車全般に言える事ですが、マフラーは外観から隠れるデザインになっています。
新型プリウスαのインテリアは?
インテリアについては画像がありませんので予測になりますが、先代のプリウスとプリウスαではインテリアデザインを変更している事から、今回のモデルチェンジでも現行プリウスとは異なるデザインになると予想されます。
先代ではプリウスの曲線を使用した未来的なデザインとは対照的に、現行プリウスαは物理的ボタンを増やし、ダイヤル操作方式で直感的に行えるようシンプルで操作性の高いデザインを採用しています。
最近のトヨタ車は安全装備の影響によるものなのか、プラスチック樹脂面積が多くコストダウンを行っていると感じました。
実際に購入した後は、ドライバーがハンドル、センターコンソール、シート等、目で見て、指で触れる部分の質感が高ければ、所有後の満足度は非常に高くなります。
インテリアはクルマ選びで重要なポイントとなるため、新型プリウスαでは満足度の高いインテリアを期待したいところです。
新型プリウスα 走行性能 ハイブリッドSUVの走りは?
走行性能についてはトヨタの新プラットホームTNGAが搭載されます。
トヨタは2020年までに全車種にTNGAの採用を行うと発表しており、現在は、プリウス、プリウスα、CH-R、新型カムリ、新型カローラハッチバック等に採用されています。
TNGA採用により低重心による高い剛性シャーシ、燃費性能、加速性能の向上、高い室内静粛性能を誇り先代からの大幅な性能向上が図られます。
現行の新型プリウスαでは直進安定性が確保され、コーナリング時のバタつき感もかなりおさえられれており、TNGA採用による運転性能は先代より劇的に高く評価され、新型新型プリウスαでも期待が持てます。
燃費性能に関しては現行型プリウスが新プラットホーム・新燃料電池採用によりJC08モードで13%燃費向上している事から、新型プリウスαでも現行型から大幅な燃費性能の向上が期待できます。
現行のトヨタのSUVハリアーハイブリッドの燃費が21.4km/Lになっており、TNGAの効果で燃費が30km/Lに近づけば激戦SUV市場での大きな話題となりそうです。
新型プリウスから電子式の4WDシステムE-Fourが採用されている事により、新型プリウスαにも採用される事で夏場は山へツーリングドライブ、冬場はゲレンデへドライブとプリウスαの性能を発揮した高燃費で快適なSUVになるでしょう。
新型プリウスα安全装備 セーフティーセンスPとは?
新型プリウスαの安全装備について、トヨタの最新安全装備トヨタセーフティーセンスPが装備されるようです。
2018年現在は現行のプリウスαに同装備が搭載されておりほぼ確定と思われます。
トヨタセーフティーセンスPの主な装備はミリ波レーダーと単眼カメラにより車、歩行者の認識を行い事故回避や衝突被害の軽減を支援するプリクラッシュセーフィティーシステムや、道路上の白線をカメラで認識して車線を離脱する可能性がある場合に、表示警告やパワーステアリングの制御支援を行うレーンデパーチャーアラート、夜間ヘッドライトのハイビーム、ロービームを自動で切り替えてくれるオートマチックハイビームがあります。
新型プリウスにもオプションで装備されているフロントガラスに速度や情報を投影するヘッドアップディスプレイも採用されると思います。
安全装備についてはトヨタは導入が遅く、車種によって装備が違ってましたが、近年全車統一の方向へ動いていますので性能面でも他メーカーと性能差も近くなっています。
見出しにあるアレとは、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能です。
この装備によりストップアンドゴーが多い市街地では信号で停止中にブレーキペダルから足を外してもブレーキ状態が保持されてドライバーの疲労の軽減が少なくなり、所有しているオーナーからはアレが無いクルマは乗れないと、満足度は非常に高い装備です。
現在トヨタ車ではCH-R,カムリ、アルファード、ヴェルファイア、ハリアー等に装備されています。
現状では現行型のプリウス、プリウスαでは足踏み式パーキングブレーキを採用しており、せっかくの先進的なクルマのマイナスポイントになっていますが、2018年発売のCセグメント新型カローラハッチバックでも新たに採用され、新型プリウスαにも期待したいポイントです。
新型プリウスαの価格は?ライバルとの比較
新型プリウスαの価格について見ていきます。
現行型が256~355万円の価格設定になっています。
ボディーの大型化、新型プラットフォームTNGAによるシャーシの変更により20万円前後の価格上昇が予想されます。
新型プリウスαのライバル車として、マツダCX-5ディーゼルモデルが280~352万円で設定されており、抜群のコストパフォーマンスで高セールスを記録している事から、価格設定を考慮しなければ後発の新型プリウスαとしては厳しいことが予想されます。
新型プリウスα発売時期 最新情報!
新型プリウスαの発売時期ですが、最新情報によると現行のプリウスのマイナーチェンジが2018年末に予定されています。
販売台数のテコ入れを図るため、新型プリウスαは大胆なフェイスリフトを行う事からプリウスマイナーチェンジと同時期の2018年12月になるのではと予想します。
最新情報をいち早く解禁する海外のモーターショーでは新型プリウスαの公開情報はありません。
また、今年2018年度は東京モーターショー自体の開催が無い事から、新型プリウスαの正式な画像の発表は発売2カ月前の2018年10月頃になるのではないでしょうか。
まとめ
このように新型プリウスαは2018年世界的に話題を独占しているSUVという新たな激戦市場へ参入し、ファミリー層にも注目を集める低燃費SUVという新たなジャンルを作る革新的な1台になる事に期待したいところです。
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